LINEの円満な終わらせ方

ある大手携帯電話会社の調査によると

恋人同士あるいは、これからいい雰囲気になるぞといった

男女のLINEの切り上げ方でいちばん多いのが

「じゃあ、おやすみなさい」なのだそうです。

これは男も女もほぼ同じ要領で

「じゃあ、おやすみなさい」と送信したらそれ以降は

“ 相手のページを開かない ”ことにしているらしい。

これがLINEをする相手とうまく付き合うコツなんだそうです。

その理由なのですが、

おっと、ここからは、現代に生きる賢明なる読者諸兄には

蛇足な説明なので読み飛ばしていただきたい。

さてと、

ぼくのような旧人類がきまって経験する問題なのですが、

たとえば、「じゃあ、おやすみなさい」と夜の10時に送信したとして

懇意の相手から「おつかれさまでした。おやすみなさい」と

2時間後にメッセージを受信した場合。

たまたま、その相手との過去のやり取りを読んでいたとしたらどうなるか……。



たちどころに相手に『既読』が伝わってしまうんですね。

これは、まことに都合が悪い。

すぐにひとこと返信するのも気忙しいし

だからといって、そのまま放置するのも不自然・・・。

ここに悩みが生じてしまうわけです。

相手からすれば、送信したメッセージにすぐ『既読』がつくのは異様な現象ではないか。

2時間まえに「寝る」と高らかに宣言していたにも関わらず

なぜメッセージを送った瞬間に『既読』がつくのか・・・

納得のいく合理的な説明を聞きたくなるのが人情というものであろう。

いったん「寝る」と表明しておきながら

いつまでも起きていると “優柔不断 ”  “ 不眠症 ” “ 嘘つき ” と

勝手な評価を密かにくだされて癪だし。

そしてさらに返信しなければ

“ 既読スルーをする二面性のある人 ” のレッテルが貼られる。

以上の理由から『既読』は絶対につけてはならないのだ。

もう、ここは虚心坦懐に

「じゃあ、おやすみなさい」と宣言したからには正直に寝てしまう。

もしくは寝ていなくても、相手には寝たと思わせる配慮をする。

そうしないと論理の整合性に欠けることになり信用問題に発展するのです。



――実際に『既読』がついてしまった場合・・・もうこれは仕方がない。

もし本当に寝るのであれば、なにかふさわしいスタンプでも送信して

誤魔化すという手法もある。

そして、スタンプを送ったら速やかに相手のページを閉じましょう。

もたもたしてると、すぐに相手が込みいった話を持ち出してきて

延々とやり取りを続けざるをえないといった厄介なケースもあるので

やはり、はじめに『既読』をつけないことが大原則のようです。

こんなふうにLINEの既読機能は多大な精神的負担になる割りには

さほど必要性があるようには思えない。

そもそも、何故に『既読』を知らせなきゃならないのだろうか。

LINE株式会社は「災害時の安否確認のため」と説明しているらしいが、

むしろ災害時に『既読』だけで返信がなければ心配度は平常時の比じゃないだろう。

未読で想像できる状態・・・端末を紛失。水没などで故障。電池切れ。

死亡。生きてはいるが息も絶え絶えの状態。

既読なら・・・やはり、生きてはいるが息も絶え絶えの状態?

いずれにしても、いったいどうしたらいいのか。

仕事ならわかるが、LINEなんてほとんどプライベートで使うのだから

いろいろな設定があってもよさそうなものだが、いまのところ選択の余地はない。

ぼくの場合は、ほとんどメールだけで事がたりている。

もちろん既読機能は設定してないが

なんの不都合もない。

じつに快適である。


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