生活環境を強制的に変化させる方法

常識をわきまえてる派遣社員にとっては

「契約の満了、更新なし」になった場合でも

何の憤りも感じないのが普通です。

派遣契約の満了とは人生の終わりではなく、

新しい仕事へチャレンジする準備、

まだ誰も知らない自分の可能性の始まり、

素敵な出会いの予感であって、

いってみれば大学へ進学しただとか、習い事を始めてみただとか、

恋人ができたというのと同じことなのです。

ただ、この場合、

必ずしも自分の思い描く理想像とは違うということがあります。

例えば第一志望、第二志望の学校は不合格で仕方なく入った学校だったとか、

興味はなかったけど、

友達に誘われてヨガをやってみたら腰を悪くしたとか、

たまたま知り合いの異性に粘着されて

断り切れずにデートしたけどいまいちだったとか、

そんなようなものです。

たいてい最初は乗り気じゃありませんしギクシャクもするでしょう。

緊張とか不安、面倒くさいなとか、できれば逃げ出したいとか思っても、

もの事がいっぺん始まると人間は慣れていったりするものです。

たとえそれが条件の悪い会社やブラック企業であったとしても

経済的にも精神的にも、

それなしでは生きられなくなる、という可能性もでてきます。

ここが注意点なのです。

世間一般ではまだ派遣社員は恥ずべき雇用形態とされてるようで

胸を張って「わたしは派遣社員です」と吹聴できる人は少ない。

みんなできるなら正社員になりたがる。

あなただって友達が正社員になったら「転職おめでとう」って言えるけど

派遣だったら、そっとしておいたりするでしょう・・・。

派遣社員の場合、20代ならともかく30歳をすぎてもまだ、

『自由な私』を本心からアピールしているような人がいたら

よほど実家が金持ちか、腹の中が真っ黒な夢想家とみていい……。

「わたしは派遣が気楽でいいの」と、うそぶいてる40代も

一緒に昼ご飯を食べていた20代の派遣社員が正社員に登用された途端

心穏やかでいられなくなり

辛く当たったりするのも無理からぬ事だと思われます。

派遣から直接雇用の契約社員になった人を目の敵にしだすのも

おかしな話です。

結局は非正規雇用なのだし、給料だってさして違わない。

それなのに同じ職場で派遣から契約社員になった途端、態度が冷たくなって・・・

ビジネスパーソンとしての作業処理能力や人を管理する能力は

正社員の待遇だからこそ遺憾なく発揮されるという話もあります。

非正規であればどうしても

「そんなことは社員さんがやるもの」という思考に振り回されてしまい

自分でものを考え決定していくという姿勢に欠ける事があります。

また、まともな会社ならそこまで役割を求めないし

そんなふうにふるまって欲しくもないだろう。

正社員だからといって終身雇用という時代でもない

派遣社員でも同じ派遣先に十年以上勤めている人もいますが、

正社員なのに入社三か月で辞めてしまう人もいます。

あの人は別の部署に入ってきた中途採用の正社員だった。

すこし背が高くてすれ違うといい匂いがした。

一度、コピーした書類を気づかずに落としてしまって、

そしたら後ろから小走りに追いかけてくれて・・・

あの時の、あの笑顔が今でも忘れられない。

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