社畜同士の監視構造

仕事をすることに疲れた彼女は長時間残業と休日出勤を繰り返していたが、

もういまでは出社するのも困難なほどである。

長時間残業と休日出勤を繰り返さなければ、こんなに仕事が嫌になることはない。

仕事に疲れた彼女は、いまは定時で帰ってよいはずだ。

土日祝日はもちろん会社に出てこなくてよい。

会社から帰れば、その時間はあなたの自由な時間だ。

会社の仕事のことに気を回すことはないでしょう。

自分の時間なのだから、自分の心も身体もいたわってあげるべきじゃないか。

なんのために、自分の時間を犠牲にして会社の仕事をしてきたのか。

なんのためにブサイクな上司の指示に従ってきたのか。

そんなこんなで、彼氏もいなくて学生時代の友達さえ疎遠になってしまった。

ひまができてもとりあえずは一人でいるしかない。

また新しく仕事以外の活動をはじめようか・・・

それもいいが、いまは身体と心を休めるのが先決だろう。

たいして給料のよくない会社の仕事なんてやる必要はない。

そのことで、まわりの人間たちが悪く言っても耳を貸してはいけない。

近所の土手に散歩しに行ったり、スーパーで買い物をしてちゃんと料理をしたり

「ああ、こんなのんびりした暮らしもあったんだなぁ・・・」って

思い出さなくてはならない。

あくせくと独楽鼠のように駆けずり回って、いったい自分は何をしていたんだろうか。

いったい何のために、動き回っていたんだろうか――と自問自答する必要がある。

そうしないと、またいつかどこかで、罠にはまってしまう危険性がある。

もう自分は誰かのために犠牲になるのは、止めにしなければならない。

自分を利用しようとして近づいてくる連中とは、おさらばしなければならない。

仕事に疲れた彼女は、いまの職場から脱出しなければならない、

仕事の量に対して人員があきらかに不足しているはずだ。

それを会社はわかっているはずなのだが放置している。

そんな会社なんて辞めてしまったほうが得策だ。

いまのまま、この会社にいても仕事が楽になることはないだろう。

やればやっただけ、彼女が仕事をこなせばこなしただけ、人手はいらないと判断される。

人の二倍の作業をこなしたところで、給料が二倍もらえるわけではない。

彼女がふつうに定時で帰り、土日祝日に休んだからといって、文句を言ってくるような

連中なんかとは、縁を切るべき時期にきている。

彼女が定時で帰ったり休んだりしたからといって、

それを責めたてるような職場の連中もどうかしている。

自分たちだって株主や経営者なわけではないのに、

奴隷同士で見張りあって責めあって右往左往している。

そんなことをして、月日はすぎ人生は終わりに近づいていく。

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