投資は悪いことだと思ってる人

ぼくはビルメンをやっているのだが、

先日、職場のおやじさん(60代)が「給料が安くて贅沢なんかできんよ」とぼやいていたので

「株とかやって資産を増やしたらどうですか?」と言ってみたところ、

「おれは投資とかギャンブルは絶対にやらないって決めているんだ。

金が余っていたとしてもやる気にはならないね」とのこと。

話しをちょっと聞いた感じでは

株もパチンコも同じような感覚で捉えているようだった。

おやじさんとしては、元手が減る可能性のあるものは

投資だろうとギャンブルだろうと変わらない馬鹿げたものだというのだ。



とにかく、おやじさんは貯金に励んでいるそうだ。

「これからは人生100年時代だからな・・・

あと、40年も生きなきゃならんから」これが口癖だった。

奥さんもパートに出ているらしく、老後が心配だからコツコツ貯めているそうだ。

「この前もよ、どこで嗅ぎつけて来たのか証券会社から家に電話があってさ・・・」

投資信託の勧誘だったようだが、怒鳴りつけて受話器を叩きつけてやった。

と息巻いていました。

リスクを恐れず資産を運用しろとか

そんな煽り文句に踊らされて、金融商品を買うと

ロクなことにならないんじゃないかというのが

おやじさんの弁だった。

「金を貯めるにはね、地道にコツコツやるしかないんだよ。

ドカーンとひと山当てようなんて考えてる奴は結局損をするんだよ」

「でも実際に不動産や株で儲けてる人はいますよね?」

「儲かったとしても、あぶく銭なんだからすぐになくなっちまうんだよ。

よく宝くじが当たったって人が破産するって話聞くだろ。

一度上げた生活はなかなか落とせないものなんだよ。

贅沢が染みついちゃうと元にには戻れない。

ふつうに稼いで、普通に暮らすなんてアホ臭くてできなくなっちまうんだな」

いろいろ話してみたが、とどのつまり

給料の高い会社に勤めて、金は貯金しろというのが

おやじさんの最善策だった。

これは従来通りの考えで、これからは何も資産を増やさない

それどころか目減りしていく一方の考えだと思うのだが、

おやじさんは、気づいてないようにみえた。

気づいていたとしても、どうしていいかわからず、

自分を納得させるための独り言のようなものかもしれない。

毎日のように「給料が高ければ・・・」とぼやいていても

どうにもならない、状況はいつまでたっても変わらない。

今後、おやじさんの給料が上がる可能性もないだろう。

このまま真面目に勤め上げただけじゃ経済的に豊かになれるはずもない。

なんとなくだが資産運用をする人は

世の中全体的にみれば少数派なのかもしれない。

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